【設備設計一級建築士】過去の試験データ統計表<令和3年度版>
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設備設計一級建築士の過去の試験データをまとめましたのでご覧ください。
全体の受講者数と修了者数、修了率
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 424 | 249 | 58.7% |
平成28年度 | 416 | 230 | 55.3% |
平成29年度 | 380 | 245 | 64.5% |
平成30年度 | 339 | 137 | 40.4% |
令和元年度 | 376 | 254 | 67.6% |
令和2年度 | 341 | 148 | 43.4% |
毎年400人前後の一級建築士の方が受講しています。
令和2年度の修了率は、令和元年度と比較して24.2%低下し、43.4%となりました。基本的には60%前後の修了率となっており、毎年240人前後の方が設備設計一級建築士になっていますが、平成30年度に引き続き令和2年度は修了率が極端に低い結果となりました。
平成30年12月19日現在で5,666名が設備設計一級建築士講習修了者となっています。そのなかには、みなし講習修了者は2,727名が含まれています。「みなし講習修了者」とは平成20年(2008年)の資格創設時に取得登録を行った方となります。つまり、設備設計一級建築士講習を受講して講習修了者となった方は2,939名になります。
10年かけて「みなし講習修了者」を受講して講習修了者となった方が超えました。建設業界全体で問題となっている技術者の高齢化と合わせて考えても、若手の有資格者は今後、ますます希少価値の高い存在になっていくと考えられます。
申込区分別の受講者数と修了者数、修了率
続いて申込区分別の受講者数と修了者数、修了率です。
全て確認したい方はこのまま読み進めてください。
ご自身の区分を確認したい方は下記よりお選びください。
ご自身の区分を忘れた方、分からない方は こちら(別ウィンドウで開きます) にてご確認ください。
<申込区分Ⅰ 全科目受講>
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 207 | 73 | 35.3% |
平成28年度 | 217 | 85 | 39.2% |
平成29年度 | 183 | 89 | 48.6% |
平成30年度 | 164 | 49 | 29.9% |
令和元年度 | 141 | 59 | 41.8% |
令和2年度 | 153 | 47 | 30.7% |
申込区分Ⅰは近年は減少傾向にありますが、毎年200人前後の方が受講しています。
近年では平成30年度の修了率が極端に低かったですが、令和2年度も修了率が低い結果となり一級建築士取得者で設備設計の実務を5年以上経験した方であっても、法適合確認と設計製図を1年で確実に修了するのは非常に難しい試験であると言えます。基本的には40%前後の修了率となっており、申込区分Ⅰからは毎年80人前後の方が設備設計一級建築士になっています。
申込区分ⅠからⅤのなかで、一番受講者数が多い区分となっています。
<申込区分Ⅱ 法適合確認のみ受講>
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 17 | 14 | 82.4% |
平成28年度 | 33 | 26 | 78.8% |
平成29年度 | 30 | 28 | 93.3% |
平成30年度 | 19 | 13 | 68.4% |
令和元年度 | 64 | 56 | 87.5% |
令和2年度 | 27 | 7 | 25.9% |
申込区分Ⅱは令和元年度が極端に多いですが、毎年30人前後の方が受講しています。令和2年度は受講者数は通年通りですが、修了者数が極端に少なく、法適合確認のみで受講であっても試験準備・対策が必要なことが分かります。
令和2年度並びに平成30年度の修了率が極端に低いですが、基本的には80%前後の修了率となっており、申込区分Ⅱからは毎年30人前後の方が設備設計一級建築士になっています。
申込区分ⅠからⅤのなかで、4番目に受講者数が多い区分となっています。
<申込区分Ⅲ 設計製図のみ受講>
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 40 | 35 | 87.5% |
平成28年度 | 31 | 19 | 61.3% |
平成29年度 | 39 | 28 | 71.8% |
平成30年度 | 25 | 19 | 76.0% |
令和元年度 | 13 | 9 | 69.2% |
令和2年度 | 15 | 10 | 66.7% |
申込区分Ⅲは近年は減少傾向にありますが、毎年30人前後の方が受講しています。
令和元年度に続き令和2年度も実受講者数が少ないですが、基本的には80%前後の修了率となっており、申込区分Ⅲからは毎年20人前後の方が設備設計一級建築士になっています。
申込区分ⅠからⅤのなかで、3番目に受講者数が多い区分となっています。
<申込区分Ⅳ 建築設備士>
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 158 | 125 | 79.1% |
平成28年度 | 135 | 100 | 74.1% |
平成29年度 | 128 | 100 | 78.1% |
平成30年度 | 131 | 56 | 42.7% |
令和元年度 | 158 | 130 | 82.3% |
令和2年度 | 146 | 84 | 57.5% |
申込区分Ⅳは平均的に、毎年150人前後の方が受講しています。
令和2年度は平成30年度に引き続きの修了率が極端に低いですが、基本的には80%前後の修了率となっており、申込区分Ⅳからは毎年110人前後の方が設備設計一級建築士になっています。
申込区分ⅠからⅤのなかで、2番目に受講者数が多い区分となっています。
<申込区分Ⅴ 全科目免除>
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
平成27年度 | 2 | 2 | 100.0% |
平成28年度 | 0 | 0 | - |
平成29年度 | 0 | 0 | - |
平成30年度 | 0 | 0 | - |
令和元年度 | 0 | 0 | - |
令和2年度 | 0 | 0 | - |
申込区分Ⅴは平成27年度に2名の実受講者数となっており、その後は受講者が存在しません。
申込区分の分類からしても特殊な事例ではあります。何より修了考査が免除されていますので、おのずと修了率は100%になります。
申込区分ⅠからⅤのなかで、一番受講者数が少ない区分となっています。
年度別の受講者数と修了者数、修了率
申込区分が異なると試験免除が発生しますので、統計データとしてはあまり参考になりませんが、年度毎にまとめましたのでご覧ください。
平成27年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 207 | 73 | 35.3% |
申込区分Ⅱ | 17 | 14 | 82.4% |
申込区分Ⅲ | 40 | 35 | 87.5% |
申込区分Ⅳ | 158 | 125 | 79.1% |
申込区分Ⅴ | 2 | 2 | 100.0% |
全体 | 424 | 249 | 58.7% |
平成28年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 217 | 85 | 35.3% |
申込区分Ⅱ | 33 | 26 | 78.8% |
申込区分Ⅲ | 31 | 19 | 61.3% |
申込区分Ⅳ | 135 | 100 | 74.1% |
申込区分Ⅴ | 0 | 0 | - |
全体 | 416 | 230 | 55.3% |
平成29年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 183 | 89 | 48.6% |
申込区分Ⅱ | 30 | 28 | 93.3% |
申込区分Ⅲ | 39 | 28 | 71.8% |
申込区分Ⅳ | 128 | 100 | 78.1% |
申込区分Ⅴ | 0 | 0 | - |
全体 | 380 | 245 | 64.5% |
平成30年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 164 | 49 | 29.9% |
申込区分Ⅱ | 19 | 13 | 68.4% |
申込区分Ⅲ | 25 | 19 | 76.0% |
申込区分Ⅳ | 131 | 56 | 42.7% |
申込区分Ⅴ | 0 | 0 | - |
全体 | 339 | 137 | 40.4% |
令和元年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 141 | 59 | 41.8% |
申込区分Ⅱ | 64 | 56 | 87.5% |
申込区分Ⅲ | 13 | 9 | 69.2% |
申込区分Ⅳ | 158 | 130 | 82.3% |
申込区分Ⅴ | 0 | 0 | - |
全体 | 376 | 254 | 67.6% |
令和2年度
実受講者数 | 修了者数 | 修了率 | |
---|---|---|---|
申込区分Ⅰ | 153 | 47 | 30.7% |
申込区分Ⅱ | 27 | 7 | 25.9% |
申込区分Ⅲ | 15 | 10 | 66.7% |
申込区分Ⅳ | 146 | 84 | 57.5% |
申込区分Ⅴ | 0 | 0 | - |
全体 | 341 | 148 | 43.4% |
設計製図の設計課題
年度 | 設計製図の設計課題 |
---|---|
平成27年度 | 地方都市の市街地に建つ本社事務所 |
平成28年度 | 地方都市の市街地に建つ本社事務所 |
平成29年度 | 市街地に建つ本社事務所 |
平成30年度 | 市街地に建つ本社事務所 |
令和元年度 | 市街地に建つ本社事務所 |
令和2年度 | 市街地に建つ本社事務所 |
一級建築士試験と同様に設計課題は事前に公表されます。
平成29年度から令和2年度までは同じ課題(規模や条件は異なる)となっております。
設計製図に関しては要点を抑えれば比較的勉強はしやすいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
申込区分Ⅰが一番実受講者数が多く、毎年修了率は一番低い結果となっています(令和2年度は申込区分Ⅱが一番低い)。設備系の試験が初受験という方が大半だと思いますので、仕方のない結果だと思います。
申込区分Ⅰ以外の申込区分の方は、2度目の受験か建築設備士取得者により設計製図免除であったり有利な点が多々あります。
まだ歴史の浅い資格ですので、今後の修了率は上下していくかと思いますが、要点さえ押さえれば初受験でも合格できる資格ですので、頑張って勉強をして頂ければと思います。
今後は資格情報をお伝えしていきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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